本日は、最近ちまたで売れている伊藤邦生著「年収1000万円の貧乏人 年収300万円のお金持ち」を読みましたので、感想を書いてみたいと思います。
年収1000万円の貧乏人年収300万円のお金持ち [ 伊藤邦生 ] 価格:1,470円 |
感想「その3」では、伊藤邦生氏がおっしゃる不動産投資は「完全に素人のマーケットです」という点について、言い過ぎではないかとの静かなるツッコミで終わりましたが、本日は具体的にどうやって氏の述べるゴールドスワンになるのかというところです。
6つのステージがある
氏は、お金持ちへは、以下のように6つのステージがあるといいます。
1 アリのステージ
2 カモ
3 カメ
4 ヒヨコ
5 スワン
6 ゴールドスワン
このことが書かれている第6章は、この本のまあ面白いところとなっています。各ステージの投資家をアリやカモに例えて、このレベルの投資家はこんな投資をしている人です、というように表していきます。
自分はどのステージにいるのかなあと思いながらお読みになると良いかもしれません。このあたりは、この本のウリなんでしょう。本のオビにもこの6ステージのことが記載されているくらいですから。
ですので、この章については、ご自分で目を通していただいた方がよろしいかと思いますので、ご興味がありましたら、ぜひ本を手にとってみてください。
他力本願投資はダメ
続く第5章では、元証券マンらしく、投資信託や分散投資への批判も交えながら、必要なのは、自分の投資力を磨くことだと述べておられます。この点については、同感だなあと思いました。
例えば、投資信託の場合、直接はファンドマネジャーが投資判断をするのであって、自分ではありません。投資判断をするための調査能力や判断能力が培われないことになりますから、いつまでたっても投資力が磨かれないということになるわけですね。
投資力が磨かれないということは、たまたま勝てる時があったとしても、そう何度も続かないので、長いスパンで見て、トータルで勝つことはできないということになってしまうんですねえ。
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(続きます。)
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