「仕組み」節約術という本は2009年に発行されていますが、節約を「仕組み」にしてしまうことが大切ということを説く良書です。
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節約を「仕組み」にできるのなら、確かに苦が少なく節約することができそうだなと感じ、興味をもって読んでみました。今回は、その2です。
固定費は見栄の積み重ね?
ちょっと良い家に住んで、ちょっと良い車に乗って。。
筆者の指摘する見栄とは、自分の収入に釣り合わないレベルの固定費に関しては、それは見栄であることが多いということです。
「居住エリアは身の丈より少し下へ」という目次タイトルがあります。人気のある街や高級住宅街はその分家賃が高いので、その家賃が身の丈に合っているか、身の丈よりも少し下がベターという考え方です。
詳しくは、本を手にとっていただきたいのですが、筆者は収入の25%が一般レベルであって、身の丈の下は20%だと記してみえます。つまり、月手取りが25万の方は、身の丈の下だと、5万円の賃貸に住むということになります。
「仕組み」としての固定費の削減
なぜ固定費か。まあ、いろんな雑誌やテレビとかの節約特集でも散々言われているので、まず固定費を見直すということについては、まあ、そうですよねって思うわけですが、筆者が言うなぜ固定費かという点は、ストレスが少ないから、自然に続くからということになります。
固定費を削って身の丈の下アパートに住んだ当初は、ストレスがあるかもしれませんが、慣れてくればあとは自動的に節約していることになるという発想なわけです。
他にも、この本では、住宅ローンのこととか、保険のこととかの固定費についてもふれられています。
とはいえ、5万のアパートか
これは世帯構成員の人数にもよりますが、例えば1人暮らしで25万として5万のアパートは全然アリだと思うのですが、4人世帯で5万だととたんに狭いアパートを想像してしまいますね。
まあ、田舎の方に住めということなのかもしれませんが、それはそれで交通費もかかるし、いろいろと不便そうだと思ってしまうわけで。
ま、だったら収入増やせ、と言われましてもねえ。とウジウジしてしまうわけですが、見直せる固定費の洗い出しはすべしということですね。当然必要固定費はあるわけですが、問題なのは必要と思い込んでいる固定費。この「必要」の価値観から見栄をできるだけ排除する、というのが筆者のおっしゃるポイントのようです。
(続きます。)
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