先日まで「レコーディング貯蓄術」の感想を続けてきまして、家計簿を続けるコツについて、書いてきたのですが、今回は一転、家計簿なんて書くなと主張される方の本を読みました。その2です。
![]() |
価格:819円 |
筆者さんは、林望氏。慶應義塾大学を出られ、ケンブリッジ大学客員教授などを務められています。結構英国の話が出てきます。
ユニクロを着よう
筆者は、お金持ちの英国紳士の中には、あえて慎ましやかな身なりをしている人が結構いますよということを引き合いに、ブランドモノで身を固めるのは愚かであるとおっしゃいます。
ユニクロを何のためらいもなく着るとのことです。まあ、ユニクロを恥じていては、お金が溜まらないのは理解できますが、結構ユニクロに失礼な言い方でもあるような。まあ、いいか。
他にも車は年収の1月分までとか、とにかく普段の生活を慎ましやかにすることが大切とのお考えであります。とはいえ、車の購入代金として、年収の1月分とすると、年収の低いわたしなんかは、つまり車を持つなという結論になってしまうというジレンマ。。。
節約を趣味にしない
これは同感であります。節約をして何をするかということが重要であると、よく言われていますが、これは、節約は手段に過ぎないということなんですよね。目的はほかにある。節約が目的となっていまうと、人生はとたんに選択枝を失ってしまうのだと思います。
あと、ぜひ読んでもらいたいのが、後書きですね。その名も「直視せよ!」。内容をあまり書いてしまうと、著作権に関わるので、ふれませんが、これは、ぜひ本を手にとって読んでいただきたいと思います。
節約の王道
本の題名は、節約の王道ですが、巷によくある節約本を読んでいると、この本は、全然王道ではないと感じるに違いありません。とはいえ、何事も王道は一つだけとは限りませんよね。これも王道、あれも王道。
同じ方向を向いた本ばかり読んでいると、考え方が固定されてしまい、気がつかないことも出てくると思います。時には、異なる方向を指し示してくれる本を読むことが自分なりの王道を歩んでいくコツなのではないでしょうか。。。
なーんて、最後はちょっと格好よく締めようとしてしまいましたが、王道、うーむ、なかなか自分で王道とは言えませんよ。わたしもそんな自信ありません。
この記事へのコメントはありません。